Macで画面録画をするいちばん早い方法は、Shift+Command+5を押して「収録」をクリックすることです。アプリのインストールは必要ありません。自分の声を入れたいときは「オプション」でマイクを選び、Macの内部音声も録りたいときは仮想オーディオドライバか専用アプリを組み合わせます。
Macで画面録画する4つの方法
| 方法 | 向いている用途 | 音声 |
|---|---|---|
| スクリーンショットツールバー(Shift+Command+5) | すぐに録画したいとき全般 | マイク |
| QuickTime Player | 録画してすぐにトリムしたいとき | マイク |
| BlackHole+QuickTime | オンライン会議や動画の音も録りたいとき | 内部音声 |
| OBS Studio | 画面+カメラ+音声をまとめて収録したいとき | マイク・内部音声 |
方法1:Shift+Command+5で画面収録する
macOS に標準で入っているスクリーンショットツールバーを使う方法です。
- Shift+Command+5を押します。画面下にツールバーが表示されます。
- 右側の2つのアイコンから収録方法を選びます。
- 画面全体を収録:画面に表示されているものをすべて録画します。
- 選択部分を収録:ドラッグして選んだ範囲だけを録画します。
- 必要に応じて「オプション」で設定します(下の表を参照)。
- 「収録」をクリックすると録画が始まります。
- 止めるときは、メニューバーの停止ボタンをクリックするか、Command+Control+Escを押します。
「オプション」で設定できる主な項目は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 保存先 | 初期設定はデスクトップ。書類フォルダなどに変更できる |
| タイマー | 5秒または10秒のカウントダウン後に収録を開始 |
| マイク | 内蔵マイクや外部マイクを選ぶと、声も一緒に録音できる(初期設定はなし) |
| マウスのクリックを表示 | クリックした位置に円が表示され、操作説明の動画に便利 |
録画が終わると画面の隅にサムネイルが表示され、クリックするとすぐにプレビューできます。ファイルは .mov 形式で保存されます。
方法2:QuickTime Playerで画面収録する
QuickTime Player でも画面を録画できます。録画したあと、同じアプリですぐにトリムできるのが利点です。
- QuickTime Player を開きます(Command+スペースで Spotlight を開き、「QuickTime」と入力)。
- メニューバーの「ファイル」→「新規画面収録」を選びます。
- 表示されたツールバーの「オプション」でマイクを選びます。
- 「収録」をクリックします。画面全体か選択部分かは、ツールバーで選べます。
- メニューバーの停止ボタン、または Command+Control+Esc で録画を止めます。
録画した動画の不要な部分は、「編集」→「トリム」(Command+T)でカットできます。
方法3:内部音声も一緒に録画する(BlackHole)
標準の画面収録で選べる音声はマイクです。Macで再生している動画の音や、オンライン会議の相手の声を、音質を保ったまま録るには、無料の仮想オーディオドライバ「BlackHole」を使う方法があります。
- BlackHole をダウンロードしてインストールします(多くの用途は2ch版で十分です)。
- 「アプリケーション」→「ユーティリティ」から「Audio MIDI設定」を開きます。
- 左下の「+」から「複数出力装置を作成」を選び、BlackHole 2ch と、普段使っているスピーカーやヘッドフォンの両方にチェックを入れます。
- 「システム設定」→「サウンド」→「出力」で、作成した複数出力装置を選びます。
- QuickTime Player の「新規画面収録」の「オプション」で、マイクに BlackHole 2ch を選んで収録します。
複数出力装置を使っている間は、Mac の音量キーで音量を調整できません。録画が終わったら、サウンドの出力を元のスピーカーやヘッドフォンに戻してください。
方法4:OBS Studioで画面・カメラ・音声をまとめて収録する
OBS Studio は無料で使える配信・録画アプリです。画面、Webカメラ、マイク、内部音声を1つの動画にまとめて収録でき、操作解説やオンライン講座の動画づくりに向いています。
- OBS Studio をインストールして起動します。
- 「ソース」の「+」から「画面キャプチャ」を追加します。
- 同じく「+」から音声の出力キャプチャを追加すると、内部音声も収録できます。
- 「設定」→「出力」で録画の形式を MP4 にしておくと、ほかのアプリで扱いやすくなります。
- 「録画開始」をクリックします。
画面録画ができないときの対処法
録画が始まらない・真っ黒になる:「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」を開き、画面収録の項目で、使っているアプリ(QuickTime Player、OBS、ブラウザなど)をオンにします。設定を変えたら、アプリを一度終了して開き直してください。
音声が入っていない:収録前に「オプション」でマイクが選ばれているか確認します。初期設定は「なし」なので、選ばないと音声は録音されません。
途中で録画が止まる:ストレージの空き容量を確認します。容量が少ないと収録が止まることがあります。
ショートカットが効かない:「システム設定」→「キーボード」→「キーボードショートカット」→「スクリーンショット」で、Shift+Command+5 の割り当てがオンになっているか確認します。
ファイルが大きすぎて送れない:QuickTime Player で「ファイル」→「書き出す」から 1080p や 720p を選ぶと、ファイルサイズを小さくできます。
録画した会議や講義をテキストにする
画面録画したオンライン会議、ウェビナー、講義の内容をメモや議事録に残したいときは、動画ファイルを文字起こしすると便利です。
sipsip の動画 文字起こしに .mov や .mp4 のファイルをアップロードすると、話した内容をテキストにできます。日本語は自動で判別されます。音声だけを残してファイルを軽くしたい場合は、MP4 MP3 変換でブラウザ内で音声を取り出せます。
まとめ
Mac の画面録画は、Shift+Command+5 で開くツールバーから「収録」をクリックするだけで始められます。自分の声は「オプション」のマイクで、Mac の内部音声は BlackHole や OBS Studio で録音できます。止めるときは Command+Control+Esc、保存先はデスクトップです。録画した会議や講義は、文字起こしすれば検索できるテキストとして残せます。



